近世後期の大名家臣団における「家」結合の具体相とその変容
Project/Area Number |
13J00924
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Japanese history
|
Research Institution | National Museum of Japanese History |
Principal Investigator |
藤方 博之 国立歴史民俗博物館, 国立歴史民俗博物館, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
|
Budget Amount *help |
¥2,520,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2015: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2014: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2013: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
|
Keywords | 日本近世史 / 家族史 / 武家社会論 / 大名家臣団 / 家 / 共同性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、近世の政治権力を構成し、また近代においては家族制度の範型とされた武士の「家」について、博士論文に引き続きその実像を明らかにする研究を進める。特に、大名家を対象として、武士の「家」々の結合のあり方が近世後期においていかに変容していったかに焦点を当てる。その際、近代における士族の「家」についても分析対象に含め、近世から近代にかけて「家」のあり方を連続して分析する。このことによって、近代「家」制度の研究蓄積が進んでいる家族社会学・法社会学といった分野における知見との接続を図ることができ、近世から近代にかけて「家」の何が変化したのか、その全貌を捉えるための重要な一端を明らかにすることができると考える。 当該年度は、史料調査・整理を通じて、報告者にとって研究上利用できる史料の収集を進めつつ、成果としてまとめることを意識しながら作業に取り組んだ。 当該年度の中心的課題であった、近世近代移行期における武士(士族)の「家」内部の実態解明については、昨年度の段階で、注目すべき史料の分析を計画に沿って進めていた。今年度は、原本校合によって作成した目録の精度を上げ、史料翻刻・解説をも含めて一書とし、『佐倉市飯野町 熊谷家文書目録・調査報告』として刊行することができた。同書中の解説では、明治期の熊谷家における生活の実態について論じた。これらの成果により、当該年度の研究目的は一定程度達成できたものと考える。 このほか、ソウルにおいて学会報告を行う機会があり(「日本近世大名家臣団における『家』の結合と共同性」第3回東アジア若手歴史家セミナー、ソウル大学日本研究所ほか主催、於大韓民国、2015年8月)、報告者の報告内容について海外の研究者と討論し、貴重な意見を得ることができた。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(9 results)