Project/Area Number |
13J01558
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
高橋 勇樹 北海道大学, 水産科学院, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | オッターボード / CFD解析 / 形状最適化 / 流体力特性 / 設計手法 / トロール / 流れの可視化 / 最適化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,トロール網の網口を広げる役割を持つオッターボードを対象に,数値シミュレーションの一種であるCFD解析(Computational Fluid Dynamics)を用いた設計方法の確立を目的としたものである。今年度は,これまでに得られたオッターボードの流体力特性に関する知見を踏まえて,新しいオッターボードの設計を行い、その一連の流れを示した。詳細は以下の通りである。 まず、従来日本のトロール漁法で使用されているオッターボードについてCFDを用いて解析を行い,その流体力特性について考察した。同結果から、悪影響を及ぼした部位については排除する,あるいは整流板を取り付ける等の工夫を施し,新しい形状のオッターボードを提案した。また本研究では、応答曲面法とCFD解析を用いたオッターボードの形状最適化手法を合わせて開発した。同手法を提案したオッターボードに適用することで,より性能の高いオッターボードを設計した。 設計したオッターボードを現在日本で広く利用されている複葉型オッターボード(福田、1999)と比較すると,揚力(拡網力)については従来型と大差なかったものの,抵抗力は従来よりも約35%削減できた。以上から,CFD解析を用いることで経験則によらないオッターボードの設計ができ,その設計手法の一連の流れを示すことができたといえる。また,本研究で行った解析はすべて一般的なパーソナルコンピュータで行ったものであり,導入にかかるコストも低いといえる。以上から,今後は実際の設計の現場で提案した手法を用いることで,オッタートロール漁業の発展に寄与できると考えられる。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)