インド古典文法における意味論の発展史-カーラカ理論を中心に-
Project/Area Number |
13J01600
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Indian philosophy/Buddhist studies
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
友成 有紀 広島大学, 文学研究科, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
|
Budget Amount *help |
¥3,960,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | パーニニ文法学 / インド古典文法 |
Outline of Annual Research Achievements |
筆者はこれまで、本研究が対象とするカーラカ理論が展開されたところの、インド古典文法・パーニニ文法そのものの歴史的背景について、ジャイミニやクマーリラ、プラバーカラといった5世紀から8世紀までのインドの聖典解釈学者らの著作に主に依拠して論じたほか、パーニニ文法に依拠する言語哲学は、パーニニ文法が本来対象としていたところの「正しい語形」を離れて―現代の言語哲学のように―言語活動という人間の知的営み全般を念頭に置いて展開されたものであるのか否かという従来見過ごされてきた問題点を提示し、さらにまた、その方法論的問題、すなわち、パーニニ文法学の志向する「教養知識人の言語」と、現実の言語使用との乖離はありうるのか、あるのだとしたらどのようにその間隙は埋められることとなったのかという問題を、同様の文献群に基づいて学派横断的に研究して発表してきた。
本年度はまず、パーニニ文法の理論体系としての特性が際立つ「語形リスト(アークリティ・ガナ)」という理論上の道具立てについて、昨年度の研究をさらに発展拡大して、国際学会(第16回国際サンスクリット学会・於バンコク)において発表した。また、第66回印度学仏教学会学術大会(於高野山大学)では、これまでの研究成果を土台に、当初の研究課題であったカーラカ理論について、サンスクリットの第四格(為格)接尾辞を主題に、『マハーバーシュヤ』から新文法学派のテキストまで踏まえつつ、とくにその意味論上の役割の理解が、パーニニ文法の理論が改訂されていく中でどのように変遷していったかという事実を様々な文献に依拠して提示した。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(10 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] 言い間違いか権威か2014
Author(s)
友成有紀
Organizer
日本印度学仏教学会第66回学術大会
Place of Presentation
武蔵野大学有明キャンパス
Year and Date
2014-08-30 – 2014-09-01
Related Report
-
-