単一分子分光法を用いた光線力学療法の反応機講の分子レベルでの解明
Project/Area Number |
13J01689
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Chemistry related to living body
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
金 水縁 大阪大学, 工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | singlet oxygen / photodynamic therapy / fluorescence probe / 光線力学療法 / 蛍光検出 / 一重項酸素 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度には、本研究課題である「単一分子分光法を用いて光線力学療法の反応機構の分子レベルでの解明」の実行のため、光線力学療法中で発生する細胞内一重項酸素を近赤外領域で蛍光検知できる新規プローブ合成に着手した。その結果、ケイ素を含んでいるローダミンとジメチルアントラセンになっている一重項酸素蛍光プローブ(Si-DMA)を開発し、細胞内で光増感剤により発生する一重項酸素を検出することに成功した。この研究成果を2014年6月に特許出願し、2014年7月にJ. Am. Chem. Soc.誌に論文発表、3件の国内学会で口頭発表した。2014年秋からは、医療現場でより簡便に一重項酸素の発生を観察するため、色変化により一重項酸素を検知できる色素の開発を行った。現在、色素とアントラセンを用いたダイアドを利用し、比色分析に応用できる色素に関する基礎研究を終了し、その結果を特許申請及び論文投稿している次第である。本研究課題で得られた結果は、光線力学療法の反応機構を理解するかつ治療効率の向上につながる重要なものである。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)