炭素-水素結合活性化反応の機構研究に基づいた新触媒の開発とπ共役分子合成への展開
Project/Area Number |
13J01809
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Synthetic chemistry
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
崔 景信 大阪大学, 基礎工学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | イリジウム / 炭素-水素結合活性化 / 脱水素シリル化 / シクロメタル化 / 脱水素シリル化反応 / ペリミジンカルベン / Hemilabile |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までに開発したシクロメタル化錯体触媒による2-フェニルピリジンとトリエチルシランとの触媒的脱水素シリル化反応に加えて、ベンジルアルコール誘導体の酸化―シリル化反応による2-(トリメチルシリル)ベンズアルデヒドのワンポット合成に成功した。また、各種分光学的手法を用いて、ベンジルアルコール類の酸化とともに反応系中に添加するアミンとの反応によってイミンが形成した後にシクロメタル化錯体を与えることで、ベンジリデンイミン由来のシクロメタル化錯体が生成することを明らかにした。さらに、オルト位にケイ素置換基を導入したベンズアルデヒド誘導体を原料としてWittig反応を行うことで汎用高分子であるポリスチレンの合成原料であるスチレンモノマーの官能基化を短工程で達成した。このように、触媒的脱水素シリル化反応を用いることで従来は合成に多段階を要していたシリル化アルデヒドやシリル化スチレンを環境調和型手法により合成することに成功し、シクロメタル化錯体触媒の応用として顕著な研究成果が得られた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)