日本における近代博物館の成立・展開過程に関する比較史的研究
Project/Area Number |
13J01953
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
髙田 麻美 名古屋大学, 大学院教育発達科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2013: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 教育博物館 / 教育普及 / 19世紀後半 / 選択的摂取 |
Research Abstract |
当該年度において達成したのは、主として以下の三点である。 第一に、本研究の重要課題の一つである府県立教育博物館の活動実態に関して、1870年代における福岡博物館の実態を解明した論文を全国地方教育史学会の機関紙『地方教育史研究』に投稿し、査読を経て、第34号に掲載された。この論文を通じて、19世紀後半の府県立教育博物館が文部省教育博物館の取り組みを取捨選択したこと、さらには府県議会が財政難にたえうる博物館のあり方を模索していたのではないかという仮説を引き出した。この仮説については、他の府県立教育博物館の事例をみるなかで検証していく。 第二に、こちらも本研究の重要課題の一つであった文部省教育博物館の活動実態に関して、所属する研究科の紀要『名古屋大学教育発達科学研究科紀要(教育科学)』に投稿し、閲読の結果、第60巻第1号に掲載された。この論文では同館の活動に関して、学校と同館との相互関係という新たな視点から分析を行なった。 第三に、アメリカとカナダにおいて資料調査を実施し、海外における近代博物館認識についてうかがえる資料を収集した。現在は収集資料を用いながら、二か国についての基礎データの整理を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)