人間関係における間接的要求の役割: なぜ遠回しに頼み、そして、それを察するのか
Project/Area Number |
13J02053
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Social psychology
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
平川 真 広島大学, 教育学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 間接的要求 / 関係流動性 / 文化差 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、間接的要求が多用される日本において、間接的要求を使用し、それを察することが果たしている対人的機能を検討することである。平成25年度の研究成果から、なぜ日本において間接的要求が使用されるのかを「友人が自分のことを大切に思っているかどうかを判断するため」という観点から説明できる可能性が示された。 平成26年度は、上記に示した仮説の妥当性の検証を行った。さらに当初の計画を変更し、従来指摘されてきた間接的要求の使用の文化差について、なぜ日本のような関係が固定的な社会において間接的要求が使用されやすいのかについても検討課題として設定し、日本とアメリカのデータを取得した。その結果、日米ともに「友人が自分のことを大切に思っているかどうかが気になる」といった友人査定動機の高い人は間接的要求を使用する傾向にあることが示された。このことは、間接的要求を使用する理由として、本研究が提案する「友人査定」という観点による説明が、文化を超えて一般的に成り立つことを示しており、本研究の仮説の妥当性を高める結果であった。しかしながら、文化差を説明すると想定された関係流動性の概念をモデルに組み込んだ際に、想定していない結果が生じた。仮説では、関係の固定性が友人査定動機を高め、間接的要求の使用を高めるという媒介モデルを想定していた。この仮説自体は支持されたものの、関係の固定性とは逆の構成概念である新規関係の機会の多さという変数もまた友人査定動機を高めていた。したがって、間接的要求の使用は基本的に友人査定の観点から説明ができるとしても、その文化差に関しては、関係流動性という概念では単純には説明できないことが明らかとなった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)