食行動変容による抗ストレス作用が月経随伴症状の軽減に及ぼす効果
Project/Area Number |
13J02216
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied health science
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
小原 久未子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 月経随伴症状 / ストレス / 食行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
月経に伴い出現する身体的・精神的・社会的な不快症状である月経随伴症状は日常の生活に支障をきたす大きな要因となり、多くの女性が月経随伴症状を経験している。本研究は、摂取エネルギー制限によるストレス軽減効果が月経随伴症状に対しても軽減効果をもたらすかどうか、その影響を明らかにすることを目的としている。そのために、各月経周期において中等度エネルギー・高炭水化物食、そして絶食という食事パターンについてストレス状態に及ぼす影響と自律神経系に付随する循環・代謝調節機構について検討を行った。 本年度は、平成25年度および平成26年度に実施した研究結果をまとめて成果の発表を行った。その内容は、健康な成人女性7名を対象にして、卵胞期および黄体期において食事摂取条件および絶食条件に対する生体への影響を比較検討した。その結果、食事摂取条件に比べ絶食条件においては、心拍数の減少や心拍変動の解析による高周波数帯(high frequency, HF)パワー値が優位であるなど、副交感神経系優位な応答が観察され、絶食による抗ストレス効果が示唆された。さらに、絶食条件においては、食事摂取条件に比べ、唾液中コルチゾール濃度の上昇がみられたことは、絶食による抗ストレス効果を支持するものであった。これらの結果は、月経周期の中でも黄体期に特徴的にみられた。月経に伴う症状は、黄体期に顕著にみられることから、抗ストレス効果が黄体期において顕著であったことは、月経から受けるストレスの軽減を図る手段として期待される。これらの結果は、国際学会および国際学術誌に発表した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(40 results)