ナノ開口を用いた高濃度蛍光1分子イメージングによるRuvBの6量体形成機構解析
Project/Area Number |
13J02227
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Molecular biology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
岩佐 拓磨 京都大学, 物質-細胞統合システム拠点, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 1分子イメージング / DNA組換え / RuvB / 蛍光1分子イメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、DNAの相同組換えの進行に重要な役割を果たすRuvBタンパク質がHolliday Junction複合体を形成するメカニズムを明らかにすることである。蛍光顕微鏡と蛍光標識RuvBを用いて、Holliday Junction DNAと相互作用するRuvBをリアルタイムでイメージングし、6量体形成のメカニズムを明らかにすることにした。RuvBの6量体形成過程の観察には高濃度(>200 nM)のRuvBの存在が必須である。通常の蛍光1分子イメージングの方法では高濃度での観察ができないため、ガラス上に直径および深さが100ナノメートル程度の穴が空いた「ナノ開口基板」を用いて研究を行うことにした。昨年度はナノ開口の作製法を確立し、機能を保ったままRuvBを蛍光標識することにも成功した。本年度は、RuvAと結合させたHolliday Junction DNAをナノ開口の底部に固定し、そこに蛍光標識RuvBを加え、Holliday Junction DNAとRuvBが相互作用する様子をヌクレオチドがない条件、ADP存在下、ATPgammaS存在下、ADPとATPgammaS存在下の4つの異なるヌクレオチド条件下で観察した。その結果、ADPあるいはATPgammaS存在下でより多くのRuvBがHolliday Junction DNAと相互作用することが解った。これらの結果は、ATPが単にRuvB hexameric ring の形成だけでなく、RuvBがRuvA-Holliday junctionと安定な複合体を形成することに重要な役割を果たしていることを示唆している。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)