ワニの温度依存的性決定における性分化関連遺伝子の発現制御と温度受容のメカニズム
Project/Area Number |
13J02329
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Morphology/Structure
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
岡 香織 北海道大学, 生命科学院, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 比較内分泌 / 爬虫類 / 性決定 / 核内受容体 / 温度 / 遺伝子発現調節 / 糖質コルチコイド |
Outline of Annual Research Achievements |
温度依存的性決定ではホルモンシグナルが重要な働きを担っている。本年度は①温度依存的性決定の爬虫類の内分泌系の理解、②ホルモンシグナルによる性決定・性分化関連遺伝子の調節機構の解明を目的として研究を行った。 ①アリル炭化水素受容体(AHR)の機能解析 アメリカアリゲーターから得ていた配列の一つがC末端の短くなった変異配列であることが判明した。全長配列を単離し再度解析した結果、全長配列は変異配列とリガンド感受性は変わらない一方、転写活性が上昇した。C末端側の配列は受容体間で保存性が低いが、転写活性化ドメインの機能は維持していることが示唆された。ワニの3種類のAHRはそれぞれ異なる転写活性化能を有し、1種類しかAHRを持たない哺乳類と比較して、より複雑な制御機構を持つと考えられる。 ②糖質コルチコイドシグナルと性分化の関与 ストレス応答に関わるホルモン・糖質コルチコイドの受容体(GR)がSOX9依存的な抗ミュラー管ホルモン(AMH)遺伝子の発現を抑制するという結果を得ていた。昨年度同定したGRの結合候補領域(約50bp)を欠く配列でレポーターアッセイを行ったが、転写抑制の度合は変わらなかった。この領域周辺の配列は、直接的な結合ではなく、結合の安定化や抑制性複合体の形成に寄与している可能性がある。また、異なる細胞株を用いた場合、GRはAMHの転写活性の促進に働いた。この転写活性化はGRのDNA結合能を必要とせず、転写抑制とは異なる機構で生じていた。糖質コルチコイドシグナルは細胞の状態依存的に性分化関連遺伝子の発現を双方向に制御することが考えられた。 生体内での糖質コルチコイドシグナルの関与を検証するため、ミシシッピアカミミガメの胚への曝露実験を試みた。しかし本年度は、コルチコステロン曝露群・メチラポン曝露群ともに顕著な影響は見られなかった。今後条件検討、in vitro実験系との比較を行う必要がある。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)