GPSシンチレータプレートによる高可搬性・入射方向敏感放射線検出器の開発
Project/Area Number |
13J02494
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Nuclear engineering
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
坪田 陽一 北海道大学, 工学研究院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | シンチレータ / 放射線計測 / 高温環境 / 位置検出 / 放射線検出器 / コンプトンカメラ / γ線 |
Outline of Annual Research Achievements |
初段散乱体からの散乱角度分布と散乱粒子エネルギーマップを取得し、機能試作の際の性能指標を得た。具体的には当初の目論見通り、初段は1cm角程度のシンチレータが、二段目としては厚み1.2mm程度で十分な性能を得られることが判明した。これを元に、PINフォトダイオードでは素子の量子効率が低くGPSシンチレータの蛍光波長(360-400nm)との相性の問題が発生した一方、MPPCを用いた場合では光電子増倍管を使用した場合とほぼ同等の良好な結果が得られた。MPPCへの導光でアクリル製ライトガイドを使用した場合には屈折率の違い(GPS: 1.8、アクリル:1.4)から集光強度が減少した。一方でMPPCは素子に過剰の光量が入射した場合エネルギースペクトルの線形性が劣化する問題があったが、このライトガイドとの組み合わせではゲイン調整が容易であることも明らかになった。 試作機においては当初マイコンまでを内蔵したでは自律動作を目標にしていたが安価なWindows搭載タブレットPCが入手可能となったため、その音声入力に増幅後のパルス信号を入力し、ソフトウェアMCAを組み合わせた。その結果、自作すべき部品点数は大幅に減少し、将来的に非常に低コストでの実装が可能となる目途を得た。数十μSvの高計数率環境においては散乱体及び吸収体シンチレータからの計数がそれぞれ飽和し、動作が困難であることがわかった。一方、数μSv環境では極めて良好なホットスポット探知特性を発揮した。 昨年度に引き続き、GPSシンチレータ大型単結晶の合成試験および焼結体からの粒成長によるプレート作成を進めた。重量150g程度のGPSバルク結晶は比較的容易に得られる条件の取得に成功した。また基礎特性取得の一環として、発光量の温度依存性を取得した。0℃ から110℃ においてはGPSの発光量は非常に安定していることが明らかになった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)