バイオロジカル・モーション知覚の性差とその適応的意義
Project/Area Number |
13J02879
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Ecology/Environment
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
三浦 桃子 北海道大学, 生命科学院, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | biological motion / ニワトリ / Gallus gallus domesticus / imprinting / バイオロジカル・モーション / インプリンティング / 運動視知覚 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒヨコのBM選好性の誘導にはどのような生態的意義があるか検証した。imprintingとは、一般的に母親を注視・追随することによって親の色や形を学習し、最終的には社会的絆(social bond)が形成されることである。しかしその対象は親鳥だけではなく、実験条件下では完全な人工物にもimprintされることがしられている。動く物を追随することによってBM選好性が立ち上がると、BM性をもつ母親に刷り込まれやすくなるのではないか。 ○実験1:BMがimprintingを促進するか調べた。赤・黄のBM、非BMの光点動画と静止画(コントロール)を作成し、imprintingのトレーニング刺激とした。各動画の色に対する選好性を2回(トレーニング日、その翌日)測定した。結果、色により差こそあれ、BMはimprintingの色学習を促進した。また、BMはトレーニング時のヒヨコの追随行動も促進するとわかった。歩行量とcolor preferenceの相関を調べると1日目のBMの群において、負の相関が見られたほかには、有意な相関は見られなかった。すなわち、色学習の促進は追随行動の促進に伴って起こったのではなく、独立に促進されたと考えられる。 ○実験2:BMの持つどのような運動特徴がヒヨコのimprintingを促進したのだろうか。実験1よりBMは「ニワトリが持つimprintingを促進する運動特徴」を反映していると考えられる。この運動特徴として以下の3つを想定した。①global configuration. 光点の配置がニワトリの形に従っていることである。②fixed distance. 近傍点同士の距離が保たれていることである③local movement.個々の点の運動がニワトリの歩行に従っていることである。まずは、③に注目してこれを分離した。現在実験2を遂行中である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)