中東乾燥地帯の植物のイスラーム的理解-チュニジアにおける利用と信仰の事例から-
Project/Area Number |
13J02910
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Area studies
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
二ツ山 達朗 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | チュニジア / オリーブ / イスラーム / 宗教グッズ / 物質 / 宗教 / 民衆のイスラーム / バラカ / 聖者信仰 |
Outline of Annual Research Achievements |
2014年7月24日~2015年2月6日まで、チュニジアにおけるフィールド調査を行った。フィールド調査においては、①農村における農作業の参与観察、②首都における文献資料の収集、③農村と首都における宗教グッズの使用状況、の3つの調査を主に行った。 ①農地における調査は、約4ケ月間にわたりこれまでも継続的に調査してきたチュニジア南部のC村において行った。農作業を参与観察しながら、オリーブの収穫、木炭生産の作業、彼らがそれらの作業中に語る台詞などを記録し、民族誌的なデータを収集した。 ②文献資料の収集は定期的に首都に上京し、チュニス市内の40ほどの図書館と書店において、研究課題に関する書籍を複写、購入した。またこれらの図書館・書店の書誌情報をリストアップし、他の研究者が使用できるようにデータベース化した。 ③宗教グッズに関しては、農村と首都の2ヶ所において、それぞれ約100店舗で使用されているクルアーングッズの配置場所とその理由、それらの2年間での変化を数量的に調査した。 以上の調査を終え2015年2月6日に帰国し、2~3月はデータを整理・集約しつつ、2つの研究集会の場で発表を行い、1つの論文を執筆し、研究成果を発表した。 以上の研究経過を通じて、チュニジアにおけるオリーブと宗教グッズの2事例から、イスラームにおいて物質が果たす役割を、人類学的な調査をもとにして考察した。これらの議論をもとに博士論文を執筆中である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)