Project/Area Number |
13J03036
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
植物分子生物・生理学
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Research Institution | National Institute for Basic Biology |
Principal Investigator |
鳥羽 大陽 基礎生物学研究所, 生物進化研究部門, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥4,250,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 極性形成 / 雄ずい / MADSbox / 基部被子植物 / 分子遺伝学 / 進化発生学 / MADSボックス遺伝子 / モデル植物 / シロイヌナズナ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,植物発生における極性確立のメカニズムを明らかにすることである.そのために、雄ずいにおけるユニークな極性形成過程に着目し,その過程で起こる現象を分子遺伝学的手法で解明することを目指している.また,進化発生学的アプローチにより,雄ずい発生における極性確立の普遍性と多様性を明らかにすることを目指している. 平成26年度までの成果により,モデル種であるシロイヌナズナにおいて, 雄ずいの極性確立にMADSボックス遺伝子が寄与していることを示した.本年度の研究実施の結果,極性確立のメカニズムに関してのさらなる知見が得られた.具体的には,MADSボックス遺伝子の極性確立における機能に関して,雄しべの先端-基部軸に沿って異なる可能性が高いことが判明した.特に, 先端側ではHD-ZIPIII遺伝子群を制御しているという関係性が示唆された.この関係性は,これまでに報告されていなかった新知見であった. また,MADSボックス遺伝子の機能に関する突然変異スクリーニングを実施して,その働きを抑制する遺伝子が存在することを示した.この遺伝子の存在は,さらなる研究展開への期待を大きくした. モデル種の研究と合わせて,葉状の雄しべを持つガルブリミマの研究を実施した.その成果から,MADSボックス遺伝子が, 形の異なる雄しべにおいても, 極性確立に関わる可能性が示された.この可能性は, 雄しべ形態の多様化に関して示唆を与えるものであった. 以上の研究成果によって,本研究目的に対しての一定の成果が得られた.
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)