17~19世紀中国基層社会における規範とジェンダー
Project/Area Number |
13J03110
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Asian history
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Research Institution | The Toyo Bunko |
Principal Investigator |
五味 知子 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥2,880,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2013: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 中国史 / 明 / 清 / 纏足 / 裁判 / ジェンダー / 社会史 / 女性史 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は二本の学術論文を執筆し、一本はすでに公刊され、一本は印刷中である。論文「清代の配偶者殺人の記録に見る女性像とその実態」(史学85巻1-3号)は、清代の配偶者間の殺人事件と、その記録のされかたについて検討を行い、まとめたものである。論文「纏足・大脚・赤脚――明清時代における婢のイメージとメディア」(『中国のメディア・表象とジェンダー』所収、印刷中)では、明清時代の小説、新聞、画報などのメディアにおいて、婢のイメージと足・鞋がどのように結び付いていたかについて論じた。 また、台湾の中央研究院にて開催された国際シンポジウム(2015中央研究院明清国際学術研討会)で中国語による口頭報告(「清代審判史料當中的鞋子――性別和規範」)を行った。 加えて、一般読者に研究成果を発信する文章を三本執筆した。「J.スペンス/山本英史訳『ある農婦の死――十七世紀,中国の現実と夢幻世界――』平凡社、一九九〇年」(『歴史学と、出会う――41人の読書経験から』所収)では、歴史学の名著とどのように出会い、受け止めたかという読書経験について紹介した。論文「中国『近世』の女性と家」(『歴史をひらく――女性史・ジェンダー史からみる東アジア世界』所収)は、近世中国の女性と家について概説したものである。論文「貞節と淫蕩のあいだ――清代中国の寡婦をめぐって」(『アジア遊学』191号 特集ジェンダーの中国史所収)では、清代の寡婦の貞操と家庭における立場に焦点を当てた。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)