Belle II実験への新型粒子識別検出器TOPカウンターの導入による新物理探索
Project/Area Number |
13J03438
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(実験)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
佐藤 優太郎 名古屋大学, 現象解析研究センター, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥3,960,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 加速器実験 / 素粒子 / Belle I / Belle II / 新物理 / 素粒子物理 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年から引き続き、一般に公開されている理論計算プログラムコード”SuperIso” と自ら開発した統計処理のプログラムコードを用いて、標準理論を超えた新しい物理に対して、Belle II 実験の結果によってどれだけ探れるかを調べた。 本年度ではとくに統計処理コードに改良を加え、実験観測量の間の誤差の相関と理論誤差をより適切に取り扱えるようにした。このことによって、標準理論からのずれの大きさをより正しく見積もることができるようになった。 電弱ペンギン崩壊を用いたグローバルフィットに関する研究会を2016年11月に米国、Pacific Northwest National Laboratory にて開催した。わたしはSuperIso のチュートリアルの発表をし、他の理論計算プログラムコードである、EOS, HepFit, SusyFlavor の開発者と議論し、グループ間で意見交換できる関係を築くことに成功した。グループ間でコードにバグが無いかを相互に確認していくことで、フレーバー物理のための理論計算プログラムコードの開発が促進できると考えられる。 グローバルフィットで使用してきた観測量の1 つであるB → D*τν 崩壊の崩壊分岐比をBelle のデータを用いて測定した。わたしが行った解析では従来の方法とは異なる手法を用いているため、過去の解析と同じデータを用いながら、統計的に独立にB → D*τν崩壊の崩壊分岐比を測定することができる。これまでの測定で標準理論からのずれが示唆されていたが、わたしの解析結果においても同様の傾向が見られている。この結果はコラボレータによってMoriond 2016 で初めて発表され、その後、わたしが物理学会において発表した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)