有機ホウ素化合物を用いた高立体選択的アリル化反応の開発
Project/Area Number |
13J03459
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Organic chemistry
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
長尾 一哲 北海道大学, 総合化学院, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 有機分子触媒 / アンチ選択性 / ヒドロホウ素化 / ジボリル化 / アシルシアノ化 / アルキン官能基化 / ホスフィン有機分子触媒 / 有機ホウ素化合物 / カルボホウ素化 / シリルホウ素化 / ジホウ素化 / アルキルボラン / 量子化学計算 / 付加脱離機構 / 協奏的な酸化的付加 / アルキル銅 / アルコキシボラン / 立体収束的 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引き続き、「ホスフィン有機分子触媒によるホウ素化合物の新規分子変換の開発」を実施した。本年度は適用できるホウ素化合物の適用範囲を拡張し(項目①)、新しい形式の反応を見出すに至った(項目②)。また、ホスフィン有機分子触媒作用を利用して、炭素炭素結合を形式的に活性化してアルキン付加型反応へと展開した(項目③)。 ①ホスフィン触媒による内部アルキンのアンチ選択的ヒドロホウ素化反応の開発:報告者は昨年度にホスフィン有機分子触媒によるアルキノエートのアンチ選択的カルボホウ素化、シリルホウ素化およびジホウ素化反応を見出している。今回ピナコールボランをホウ素反応剤として前述のホスフィン触媒系に適用することで、内部アルキンのアンチ選択的ヒドロホウ素化反応の開発に成功した。これまで内部アルキンの触媒的アンチ選択的ヒドロホウ素化反応は遷移金属を用いたものに限られていた。したがって本反応はホウ素反応剤の適用範囲拡大にとどまることなく、有機分子触媒による初の内部アルキンアンチ選択的ヒドロホウ素化反応として興味深い。 ②ブレンステッド塩基触媒による末端アルキン類のジェミナルジボリル化反応の開発:ビス(ピナコラート)ジボロンと末端アルキンのブレンステッド塩基触媒反応を用いた1,1-ジボリルアルケンの新しい合成法の開発に成功した。ビス(ピナコラート)ジボロンと末端アルキンを触媒量のLiOtBu 存在下反応させることで、対応する1,1-ジボリルアルケンが得られた。 ③ホスフィン有機分子触媒によるアルキノエート類のアンチ選択的アシルシアノ化反応の開発:ホスフィン触媒によるアルキノエートのアシルシアノ化反応を見出した。本反応ではアシルシアニドの炭素炭素結合が形式的に切断されてアシル基とシアノ基がアルキンに対してアンチ選択的に導入される。本手法を用いることで様々な官能基化アクリロニトリル化合物を合成することが可能となった。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(24 results)