バレエ・リュスの初期作品群(1909~1913年)の美学的分析とその国際的受容
Project/Area Number |
13J04171
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
芸術学・芸術史・芸術一般
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
北原 まり子 早稲田大学, 文学学術院, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | バレエ・リュス / 春の祭典 / 牧神の午後 / アルミードの館 / ペトルーシュカ / フォレスト・ガーネット / 花園歌子 / 舞台幕 / ニコライ・レーリッヒ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、20世紀初頭に欧米を席巻した興行団体〈バレエ・リュス〉が当時の舞台芸術界に与えた視覚的インパクトに重点を置き、その舞台装置と舞踊(振付)の関係をその活動の初期(1909~13年)に焦点を当てて明らかにした。これまで個別に検討されていた舞台作品を「一晩の公演」という視点で捉えなおし、特に異なる作品で共通して使用されていた「画幕」「画パネル」という平面的・絵画的な舞台装置に注目することで、〈バレエ・リュス〉の舞台における絵画的表象が1911年に頂点を迎えたことを証明した。これにより彼らの舞台の「絵画化」は、「活人画」と評された1912年の《牧神の午後》を先行していたことになり、現在でも注目度の高いこの革新的バレエ作品への解釈に新たな視点を加えることができた。 また、これらの初期作品群が同時代にどのように日本に伝えられ、解釈され、舞台上に表象されたのかという問題に関して、代表作《春の祭典》(1913年)に注目して調査・分析を行った。1967年にモーリス・ベジャール版(1959年)が本邦初演される以前に日本で創作されたこの音楽を用いた舞踊作品に関しては、その多くが現在ではほとんど忘れられている。調査の結果、9作品の存在が明らかになり、そのうち戦前の3作品――Elsa Luetzkewitz版(1931年)、花園歌子版(1934年)、Forrest Garnett版(1940年)――に関して分析を深めた。花園歌子版は男装のソロで「ルンペン」を表し当時の彼女の社会主義的思想を反映した独自性の強い作品であり、また他の二人はモダン・ダンス系の来日舞踊家であった。舞踊界の主流とは一線を画したこれらの「異色」の舞踊家達がこの曲を選択したという事実の発見は、《春の祭典》の持つ特異性を戦前日本においても証明したことになる。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)