マルテンサイト系ステンレス鋼における焼入-分配処理の基礎原理解明と応用技術開発
Project/Area Number |
13J04263
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Physical properties of metals
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
戸畑 潤也 九州大学, 工学府, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | マルテンサイト系ステンレス鋼 / 焼入れー分配処理 / 残留オーステナイト / 焼入-分配処理 / 窒素 / 炭素 / 炭化物 / ベイナイト変態 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、 焼入-分配処理をマルテンサイト系ステンレス鋼に施すことによって残留オーステナイトの生成が可能であることの証明、残留オーステナイトの生成機構の考察、ならびに残留したオーステナイトが及ぼす機械的特性への影響を明らかにすることを目的としている。これまでの研究により、焼入-分配処理を汎用マルテンサイト系ステンレス鋼であるSUS410(Fe-12Cr-0.1C)に適用すると、約15%の残留オーステナイトを室温まで残存でき、強度-延性バランスを改善できることを明らかにした。また、マルテンサイト系ステンレス鋼中に含まれるCrが焼入‐分配処理により生成する残留オーステナイト体積率に及ぼす影響を定量的に評価した。次に、マルテンサイト系ステンレス鋼の焼入‐分配処理におけるSiの影響についても詳細な調査を行った。また他の研究内容としては、高強度かつ高延性・高靭性な耐食材料を開発することを目標とし、それぞれ炭素と窒素を同程度に単独添加したマルテンサイト系ステンレス鋼(炭素鋼:Fe-0.12C-12Cr,窒素鋼:Fe-0.15N-12Cr)に対して焼入-分配処理を適用し、残留オーステナイトの生成挙動対する炭素と窒素の効果の相違を明らかにしている。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)