知的障害者と家族員が形成する親密性に基づいた地域生活支援の仕組みの構築
Project/Area Number |
13J04429
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Social welfare and social work studies
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
鍛治 智子 立教大学, コミュニティ福祉学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2013: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 知的障害 / 家族 / 親密性 / 地域生活支援 / 自立 / 家族員 / ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、知的障害者と家族員の「親密性」の具体的なありようを把握し、定位家族に代わる知的障害者の地域生活支援体系を構築することを目的とし、先進地域(X市、Y市)での調査、学会報告、論文投稿等を行った。 X市では昨年度の支援団体(以下、A団体)への調査を踏まえ、A団体内の家族会、親の会であるNPO法人B団体、X市障害者福祉係への聞き取りを実施した。多様な機関が連携する仕組みの中で親の会の位置づけや役割についての知見が得られ、本研究における協働のモデル構築への重要な示唆を得た。 Y市の調査では、重症心身障害児の親たちが設立したC団体の関係者への聞き取りを実施した。障害当事者と親という立場の違いや身体障害と知的障害という差異による対立が時に生じながらも、C団体の運営委員会がそれらの多様な立場の人々を含んでいることから、障害当事者と親の協働のモデル構築の可能性を見出せた。 また昨年度に実施した、NPO法人D団体に関わる母親およびグループホーム(以下、GH)に入居する知的障害者への聞き取り結果について日本地域福祉学会第28回大会で口頭発表を行った。D団体が母親たち中心の運営であることが、知的障害者にとっても母親にとってもGHへの入居を促進する要因となると同時に「自立」を具体的に意識して親子関係を捉え直す契機となり、「親と子の自立」の実現に向けた親中心の団体の意義を報告した。 また「知的障害者の自立をめぐる親のためらい―『知的障害』という特性に着目して―」として『立教大学コミュニティ福祉学研究科紀要第13号』に投稿し掲載された。本論文において「自立を求める障害者」対「自立に反対して抱え込む親」の構図には還元しきれない親子関係があり、自立は知的障害者と親が共に揺れ動く思いを持ちながら相互行為を通じて達成していく多様なプロセスであることと、自立を可能にする社会環境の整備の必要性を指摘した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)