Project/Area Number |
13J04640
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Plant nutrition/Soil science
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
佐々木 明正 岡山大学, 資源植物科学研究所, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | イネ / トランスポーター |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引き続き、根の外皮細胞で高発現していたOsZIP9遺伝子の機能解析を行った。まず、昨年度作製した発現抑制株と野生株のOsZIP9遺伝子発現レベルを調べた結果、亜鉛十分条件では発現レベルは両株間で大きな差は見られなかったが、亜鉛欠乏条件では野生株と比較して半分程度発現が減少していた。次に、野生株と発現抑制株の亜鉛濃度を比較するために亜鉛十分条件と欠乏条件で前培養した後、前培養時と同濃度の亜鉛安定同位体を1日添加して、地上部、根の67Zn濃度を測定した。その結果、亜鉛十分条件で前培養した場合、野生型株と発現抑制株との間に有意な差は見られなかった。しかし、亜鉛欠乏条件で前培養した場合、発現抑制株の根、地上部共に67Zn濃度が野生株と比較して有意に減少した。OsZIP9の組織局在性を調べるために、OsZIP9プロモーターにGFPを連結させた形質転換体を作製し、GFP抗体を用いて根で抗体染色を行った。その結果、根の外皮細胞でGFPのシグナルが検出された。以上の結果からOsZIP9は根の外皮細胞に局在し、亜鉛欠乏時、根圏から根への亜鉛の吸収に関与していることが考えられる。 次に、節で高発現するOsZIP3に関しても更なる解析を行った結果、OsZIP3遺伝子、タンパク質レベル共に亜鉛濃度に影響されることなく、恒常的に発現していることを明らかにした。 最後に、カドミウム、マンガンの吸収能力が損なわれたOsNramp5破壊株にマンガン輸送体を導入することで、カドミウム濃度のみ低減させたイネの作出を目指した実験では、マンガン輸送体を根で高発現させるためにケイ酸輸送体OsLsi1のプロモーター領域をマンガン輸送体OsNramp3のORFと連結させたコンストラクトを作製した。現在作製したコンストラクトを、OsNramp5破壊株に形質転換を行っている。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)