微細MOSトランジスタにおけるRTN起因の特性ばらつきに関する研究
Project/Area Number |
13J04647
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Electron device/Electronic equipment
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
粟野 皓光 京都大学, 情報学研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
|
Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
|
Keywords | 集積回路 / 経年劣化 / 歩留り解析 / 微細化 / ばらつき / 信頼性 / 歩留まり解析 / トランジスタ |
Outline of Annual Research Achievements |
半導体製造プロセスの微細化にともない,集積回路の長期信頼性低下が問題視されている.本年度は,信頼性を考慮した回路設計を支援するべく,計算機による設計支援を可能とする要素技術を開発した. 研究目的:トランジスタのスイッチング速度を経年劣化させるNegative bias temperature instability(NBTI)が集積回路の特性劣化を引き起こす要因として問題視されている.本年度の研究目的はフリップ・フロップ(FF)の故障確率が経時変化する様子をシミュレーションにより予測することである.昨年度は,static random access memory(SRAM)を対象としていた.今年度は,より複雑な回路においても,故障確率の経年変化が解析出来るよう,新たな手法を開発する. 研究方法:建造物の信頼性評価のために開発されたSubset Simulation(SubSim)を拡張した,SubSim-ARの適用を検討する.説明のため,不良事象をF,建造物の設計パラメータをφで表す.設計変更が不良確率に与える影響を知るためには,色々なφに対してP(F|φ)を評価する必要があり,非効率的である.そこで,SubSim-ARが開発され,P(F|φ)のモンテカルロ近似を効率的に得ることが可能となった.今回は,設計パラメータを回路の年齢とみなす事で,SubSim-ARを歩留り解析へと応用する. 研究成果:一般的な24トランジスタのDFFに対して,提案手法を使った場合と,独立に不良確率解析を行った場合とで,解析精度・時間を比較した.その結果,解析精度を殆ど損なうことなく,10倍程度の高速化が可能であることを明らかにした.
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(15 results)