在宅時の起立-着席運動を支援するシリアスゲームの開発に向けた高齢者への介入調査
Project/Area Number |
13J04822
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied health science
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
財津 康輔 九州大学, 統合新領域学府, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2014: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | シリアスゲーム / 運動動機づけ / コミュニティ / 起立-着席運動 / 自己決定理論 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、在宅での起立着席運動を支援するSGを開発するために、「樹立の森リハビリウム」の心理・生理的評価を通して運用法やゲームデザインに対するフィードバックを得ることである。そこで、地域のコミュニティにおいてSGを導入した際に、どれくらいの高齢者が継続して利用し、運動を続けるかについてフィールド調査を行った。 (方法)2014年の6月から2015年2月にかけて地域のコミュニティにSGを設置し、どれくらいの高齢者が継続的に利用するかについて調査を行った。 (結果)研究期間中に、来所した高齢者は述べ150名を超えた。このうち、継続(週に3回以上)来所した高齢者は3名ほどだった。夏季(6月から9月)の方が、冬季(11月以降)に比較し、高齢者が来所する割合が高かった。男性より女性の来所が多く、60歳以上の高齢者が多く来所した。 (考察)運動動機づけに対する「社会的つながり」の影響をみるため、既存コミュニティが存在する場においてSGを導入するというフィールド調査を行った結果、以前から社会的つながりのある高齢者が、運動を継続して行うために来所していた。一方で、誰かと一緒ではなくはじめから個人で来所した高齢者は、その後継続的に来所することは少なく、ほとんどがはじめの一回きりであった。 運動動機づけに重要な要因として、「社会的つながり」を想定してフィールド調査を行い、その促進のためにSG導入を行ったが、直接的な効果として「社会的つながり」に対するSGの影響を確認できなった。本調査は、様々な要因を統制せずに行った、フィールドにおける実践研究である。そのため、得られた結果は決して一般化できるものではない。したがって、その結果の妥当性や信頼性を高めるには、さらに事例を集め検討する必要がある。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)