英語法副詞に関わる類義表現の機能分析-コーパスを用いた実証的・理論的研究-
Project/Area Number |
13J05013
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
English linguistics
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
鈴木 大介 龍谷大学, 経営学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥3,830,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 法副詞 / 類義語 / 機能分析 / コーパス / 実験 / 英語史 / 通時的分析 / (間)主観化 / 語用論化 / (間)主観化 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引き続き、法副詞に関わる類義表現の意味・機能について、具体的な表現を取り上げ、共時的観点あるいは通時的観点から分析を進めた。具体的には、maybeとperhapsという極めて意味が類似した2組の類義語のペアを扱い、今年度は主に以下の二点に取り組んだ。(i)これらの類義語の差異に、どのような要因が関わっているのかを考察するため、様々な観点から法副詞の機能分析を試みる。(ii)言語の動的な側面に着目し、現代英語における法副詞の振る舞いや多義性への影響を考察するため、通時的な観点からの分析を行うことで、それらの分布について妥当な説明を試みる。(i)に関しては、前年度までの研究に引き続き、「生起位置」や「法助動詞との共起」、「主語の種類」をより詳細に分析した。とりわけ、「主語の種類」を重点的に捉え直す試みを行い、これらの変数によるデータを全て集約した。結果として、perhapsがより抽象的になって一般化している一方で、maybeは主観的な文脈で用いられやすいことが明らかとなり、その様子を質的・量的に示すことができた。この分析を通時的に発展させたのが(ii)であり、英語史における変化のプロセスだけでなく、現代英語との関わりを探った。具体的には、maybeとperhapsの両者がどのように(文法化や主観化といった一般的な)言語変化のプロセスを経て発達してきたのかを段階的に示した。これらの成果については、近代英語協会第32回大会において、『後期近代英語における副詞の諸相』と題したシンポジウムにおける講師として、招待発表を行い、さらに、International Conference“From data to evidence in English language research”やManchester Forum in Linguisticsといった国際会議にて研究発表を行った。これらの発表内容については、共時的研究と通時的研究として、それぞれ論文にまとめ、国際誌に投稿中である。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(27 results)