被子植物における花メリステムの有限性制御機構の解明
Project/Area Number |
13J05127
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Morphology/Structure
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
田中 若奈 東京大学, 理学系研究科, 助教
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥4,320,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | メリステム / 花 / 有限性 / 腋芽 / 形態形成 / 無限性 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度までの研究から,TILLERS ABSENT1 (TAB1) は,生殖成長期においては花メリステムの維持,栄養成長期においては腋芽形成の初期過程(プレメリステム)の未分化性の維持を担っていることを示した.今年度は,腋芽形成の初期過程の制御機構をより詳細に理解するために,新たな変異体を単離し解析を行った.reduced spikelet1 (res1) では,分げつ形成が阻害され,花の数が若干減少した.まず,この分げつ形成阻害の原因を明らかにするために腋芽形成過程の観察を行った結果,tab1 よりも初期の段階で腋芽形成が停止しており,プレメリステムが形成されていないことを明らかにした.この結果から,RES1 の機能は,腋芽メリステムのもととなるプレメリステムの分化に必須であることが示唆された.res1 変異体において,腋芽形成の初期マーカーであるMOC1 と LAX1 の発現パターンを解析した結果,これら2遺伝子の発現は検出されなかった.これは,RES1 が,MOC1,LAX1 よりも上流で腋芽形成の開始を制御している可能性を示唆している.tab1 res1 二重変異体は,栄養成長期においては,res1 同様の表現型を示したが,生殖成長期においては,約9割の花が完全に欠損するという劇的な異常を示した.様々な発生段階の花序の観察やマーカー遺伝子の発現解析によって,花メリステムの分化は起こっているものの,その未分化性を維持できず早期に停止している可能性が示唆された. twin eyes (twe) 変異体では異所的な胚珠が形成され,花メリステムが無限となることから,本変異体の原因遺伝子は花メリステムの有限性促進因子であると推測される.昨年度までに,カサラスゲノムがジャポニカの twe 変異を抑圧していることが示唆されていたため,今年度はカサラス背景で twe の異常が生じる栽培環境検討した結果,少量ではあるがマッピング用の F2 サンプルを採取することができた.
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(18 results)
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[Journal Article] Generation of artificial <i>drooping leaf</i> mutants by CRISPR-Cas9 technology in rice2015
Author(s)
Ikeda, T., Tanaka, W., Mikami, M., Endo, M., and Hirano, H.-Y.
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Journal Title
Genes & Genetic Systems
Volume: 90
Issue: 4
Pages: 231-235
DOI
NAID
ISSN
1341-7568, 1880-5779
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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[Journal Article] Grass Flower Development2014
Author(s)
Hirano, Hiro-Yuki, Tanaka Wakana, Toriba Taiyo
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Journal Title
Methods in Molecular Biology
Volume: 1110
Pages: 57-84
DOI
ISBN
9781461494072, 9781461494089
Related Report
Peer Reviewed
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[Presentation] イネの腋芽形成の開始機構の解析2015
Author(s)
田中若奈, 大森良弘, 牛島智一, 松坂弘明, 松下智直, 熊丸敏博, 河野重行, 平野博之
Organizer
日本植物生理学会 第56回年会
Place of Presentation
東京農業大学(東京都世田谷区)
Year and Date
2015-03-16 – 2015-03-18
Related Report
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[Presentation] イネの腋芽形成の初期過程を制御する遺伝子の解析2014
Author(s)
田中若奈, 大森良弘, 牛島智一, 松坂弘明, 松下智直, 熊丸敏博, 河野重行, 平野博之
Organizer
日本育種学会 第126回講演会
Place of Presentation
南九州大学(宮崎県都城市)
Year and Date
2014-09-25 – 2014-09-27
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