樹状細胞及びマクロファージの分化、応答へのsulfatideの作用解析
Project/Area Number |
13J05280
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
金森 光広 京都大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 樹状細胞 / sulfatide / サイトカイン / 応答制御 / 樹状組胞 / サブセッ卜 |
Outline of Annual Research Achievements |
脾臓のCD8陽性樹状細胞(CD8+DC)およびCD8+DC様の骨髄由来樹状細胞(BMDC)を解析した。Toll様受容体9のリガンドであるCpGにより誘導されるBMDCのIL-12p70およびIFN-β産生は、sulfatideを添加した場合に転写レベルで阻害されることが示された。この時IL-12およびIFN-βの発現に重要な転写因子であるInterferon regulatory factor 1 (IRF1)の発現上昇には変化がなかったが、sulfatideによりIRF1の活性化、すなわち核内移行が阻害されることが明らかとなった。そこでIRF1の活性化に重要なMyD88との相互作用へのsulfatideの作用について検討したが、一貫した結果は得られなかった。またIL-12やその他炎症性サイトカインの産生が、RNA干渉法によりIRF1を低下させた際に変化するか検討している段階である。 CpGを静脈投与したマウスより調整したCD8+DCのIL-12p70産生は、sulfatideを脾臓に直接投与した場合には阻害された。同様の結果がCD1d欠損マウスを使用した実験でも得られ、sulfatideの抑制効果はいわゆるII型NKT細胞の介さないことが強く示唆された。他方、Sulfatideを継続的に投与したマウスの脾臓および骨髄細胞を解析し、免疫系の細胞およびその前駆細胞の数や割合は対照群に比べ大きく変化しないことが示された。 マクロファージをCpGで刺激し、sulfatideの影響を解析する実験も行った。IL-12産生はsulfatideにより抑制されるが、CD8+DCの場合と異なりその他の炎症性サイトカインはむしろ上昇傾向にあることが示された。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)