超収束パラメトリック音源と映像ソーナーを用いた岸壁内外部の高精度3次元可視化診断
Project/Area Number |
13J06047
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Social systems engineering/Safety system
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
虻川 和紀 東京大学, 生産技術研究所, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 港湾岸壁 / 非破壊検査 / 音響イメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
近年,港湾岸壁の経年劣化により耐久力の低下や内部空洞が発生し局所的な地盤沈下や上面陥没が発生した被害例が数多く報告されている。現存の施設状況を正確に把握することが重要であり、効率よく現存施設状況を正確に把握可能な点検手法が求められている。特に、直接目視すること又は直接計測が困難な、岸壁の背面情報を精度よく測定可能な新しい診断手法が必要である。そこで本研究では,開発中のパラメトリックプローブによる音響反射法と信号・画像解析プログラムを用いて、港湾岸壁内部の深部まで探査を高分解能で行う『構造物内部診断システム』の開発を試みた。今年度は、主に改良型パラメトリックプローブの基礎データの収集と水槽および現地試験を行った。今年度の研究により、開発した構造物内部診断システムを用いた実験水路での鋼矢板透過試験では、鋼矢板の奥に設置した反射板の動きをはっきりと捉えることが出来、内部空洞探査への可能性を示した。さらに、開発したパラメトリックソーナー用いた岸壁内部調査手法の有効性と実用性を検証するための現地試験では、鋼矢板岸壁内の土砂性質の違いを捉えることが出来た。今後は、模擬岸壁等を作成して内部空洞計測実験を何度か実施し、内部空洞の判別手法や性質判定基準の確立が必要である。 本研究成果は、現存の施設状況を正確に把握することで、港湾構造物の維持管理技術への貢献が見込まれ、港湾施設の安全性向上が可能な研究である。また、沿岸防波堤や橋脚の水中基礎の内部・外部診断にも応用可能だと考えられるため、多くの水中構造物の維持管理への貢献が期待でき、海底下堆積層内探査や資源探査などの新しいニーズに対応できる可能性を持っている。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)