河川流出・水温モデルを用いた将来の広域遺伝的多様性推定手法の開発
Project/Area Number |
13J06493
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
水工学
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
糠澤 桂 東北大学, 工学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥4,320,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 気候変動 / 遺伝的多様性 / 環境適応 / 水生昆虫 / 分布型水文モデル / 種分布モデル / 適応進化予測 / 生息場適性指数 / 種多様性 / Maxent / 分布型流出モデル / 底生動物 / 遺伝的変動 / 環境選択 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は,26年度において取得した気候変動下の水文データを用いて将来における水生昆虫の種分布や遺伝的多様性の予測に向けたモデル開発を中心として研究活動を行った.26年度において分布型水文モデルを用いて再現した気候変動下の河川における流速,水深,水温指標を適応的遺伝モデル(Nukazawa et al., 2015)における説明変数として用いて,水生昆虫4種(トビケラ3種,カゲロウ1種)の流域内における対立遺伝子頻度パターンを予測した.対立遺伝子頻度を用いて,各シナリオ(IPCC第5次評価報告書におけるRCP2.6, RCP4.5, RCP8.5),各将来期間(2031~2050, 2081~2100)における遺伝的多様性を予測し,シナリオ・期間毎の遺伝的多様性の変動を評価する枠組みを構築した.また,いくつかのシナリオ・期間における対立遺伝子頻度パターンの差異から遺伝集団(類似した頻度パターンを有する個体群グループ)を定義し,その気候変動条件下における変遷を示した.既往研究では,気候変動に伴い対象種の分布範囲の減少(Range reduction)により個体群が移動せず絶滅すると仮定し,その結果ハプロタイプが消失することにより広域の遺伝的多様性の劣化を表現していた.これは,遺伝子座のほとんどが変異に対して中立であり環境変化による変異を説明できなかったからである.しかし本研究では,環境選択により変異すると定義された遺伝子座(Watanabe et al., 2014)を用いることにより,世界で初めて気候変動による直接的な遺伝子変異を推定する研究となる.本成果はオーストラリアにおける国際学会(11th International Symposium on Ecohydraulics)において発表した.現在,本成果をまとめて国際科学雑誌への投稿準備中である.
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(46 results)