Project/Area Number |
13J08125
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Experimental psychology
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
西山 めぐみ 名古屋大学, 環境学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 視覚的長期記憶 / 変化の見落とし / 境界拡張 / 視覚的記憶 / 長期記憶 |
Outline of Annual Research Achievements |
視覚的長期記憶が視覚情報処理に及ぼす影響について明らかにするため,視覚的長期記憶が変化検出に及ぼす影響について検討を行った。その結果,課題に関連する記憶は変化検出率を上昇させるだけでなく,場合によっては成績を低下させてしまうことが明らかになった。さらに,視覚的長期記憶と想起の関係性について検討するため,境界拡張現象を利用した実験を行った。実験の結果,写真を想起するプロセス自体が想起される写真の境界を拡張する一因となっている可能性が示唆された。これらの知見は,視覚的長期記憶の潜在的影響を示すものであり,視覚的記憶の動的処理メカニズムの解明において重要である。 また,近年の研究では,規則性 (例えば,ABC) にもとづいて呈示される刺激列が潜在的に学習されることが明らかになっている。また,このような規則性は観察者の気づきをともなわず,自動的に注意を捕捉することが報告されている。そこで,規則性の有無と記憶成績の関係について検討したところ,規則性は注意を捕捉し,規則性のある系列を構成する刺激の記憶は向上するが,規則性のある系列に挿入された刺激の記憶成績は低下することが明らかになった。 教育場面に対する研究の応用として,視覚的長期記憶の研究パラダイムを利用して,実際の教育場面において学習支援を実施した。具体的には,マイクロステップ測定法を用いて,学習項目一つ一つについて学習スケジュールを厳密に統制した教材を作成し,学習回数と学習タイミングの組み合わせの効果について検討した。参加者は小学校6年生であり,縦断的にデータが収集された。実験の結果,学習回数を問わず,分散学習の方が集中学習よりも成績は高かったが,学習回数と学習タイミングの交互作用が有意傾向であった。学習回数によって効率のよい学習タイミングが異なる可能性も考えられるため,今後さらなる検討が必要である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)