感情過程の神経基盤の解明-実行系機能からのアプローチ-
Project/Area Number |
13J08457
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Experimental psychology
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
飯田 沙依亜 名古屋大学, 発達心理精神科学教育研究センター, 日本学術振興会特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 感情 / 実行系機能 / 機能的磁気共鳴画像法 |
Research Abstract |
今年度は本研究の目的である感情過程の神経基盤の解明に向けて、まずは申請者がこれまで扱ってきた実行系課題遂行による後続の感情の自動的消失についてその神経基盤を明らかにするべく、今後利用する基本的な実験プロトコルの確立を目指した。具体的にはこれまでの研究で用いてきたプロトコルをfMRIに合わせて調整し、実験を行った。まず実行系課題を行い, その後, 感情喚起画像の提示により感情を喚起させる。その一連め過程の脳活動を, MRI装置を用いて画像化し、その画像を直前に実行系課題を行わなかった実験参加者の画像と比較する。この実験は昨年7月をもって当初予定していた30名分のデータを取り終えた。その後、分析を始め、先行研究と同様、本研究においても実行系課題を予め実施することで感情喚起課題中の不快感情が主観的経験において自動的に抑制されることが確認された。また、この自動的感情抑制が神経活動においても確認されること、具体的には感情喚起課題中の扁桃体の活動が認知課題を事前に実施した群において実施していない群に比べ有意に抑制されていることを新たに確認した。今後は感情喚起課題中に扁桃体の活動がどのように抑制されているのかをより詳細に検討し、事前に遂行された実行系課題の影響が、課題終了後までも感情喚起過程に及ぼす影響について、そのメカニズムを明らかにする。またこの実験により、この基本的な実験プロトコルが十分機能することが確認されたため、次の実験に向けて更に準備を進める。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた実験の遂行が達成され、また今後の進展に支障なく、十分な結果も得られたため
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Strategy for Future Research Activity |
申請者が就職のため中途辞退
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)