自動車リサイクルを介したレアメタル循環利用モデルの開発とその影響評価
Project/Area Number |
13J08801
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Recycling engineering
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大野 肇 東北大学, 環境科学研究科, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
|
Budget Amount *help |
¥2,070,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | リサイクル効果の定量化 / 鉄鋼合金元素 / マテリアルフロー解析 / 産業連関分析 / 米国データでの応用 / 国際情報交換:米国 / 鉄鋼台金元素 / 線形計画法 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に引き続き、自動車スクラップリサイクル最適化モデルの開発に取り組んだ。前年度に得られた自動車スクラップ中の合金元素有効利用量最大化の目的関数に加え、鉄及び合金元素一次資源生産に伴う温室効果ガス排出量最小化、合金元素一次資源生産額及び輸入額最小化、の2種類の目的関数を適用し、自動車スクラップ最適リサイクルが温室効果ガス排出に与える影響、一次資源生産及び輸入に与える影響、及び目的関数の違いによるスクラップと二次鋼種の最適マッチングの変化について解析を行った。自動車リサイクル最適化により、国内における温室効果ガス発生量は銑鉄生産及び合金元素一次資源生産分野において約2%の削減が見込まれると共に、約100億円相当の合金元素輸入を控除することが可能であるという試算に至った。輸入減少によって得られた控除分の一部は自動車スクラップの価格に上乗せすることができると考えられ、スクラップ業者において自動車スクラップを積極的に解体選別するインセンティブを提示することが可能となった。 これまで培った金属フロー分析用産業連関表作成の経験を生かし、米国にて米国版金属フロー分析用産業連関表の作成を行い、鉄鋼関連部門1部門を19部門に、アルミ及び銅を除く非鉄金属部門1部門を9部門に、計28部門の部門細分化を行い、米国経済における金属フロー解析用産業連関表を作成した。結果として、鉄、アルミ、銅をはじめとする基盤金属及びマンガン、クロム、ニッケルといった合金金属8種、計11元素の同時フロー可視化に成功した。この結果は、日本米国両国の金属利用構造の比較や、これまでの日本を対象とした同モデルの応用を米国についても行うことに非常に有用であると考えられる。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(13 results)