炭酸塩中のウラン系列核種分析法開発と高分解能放射性炭素から探る中・低緯度水循環
Project/Area Number |
13J09053
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Geochemistry/Astrochemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
関 有沙 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | アジアモンスーン / 水循環 / 古環境 / サンゴ / 石筍 / ウラン系列核種 / 年代測定 / HR-ICP-MS / 古環境復元 / 炭酸塩 / 鍾乳石 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、グローバルな気候変動とも深く拘わるアジア北太平洋地域中・低緯度の水循環の解明を目指し、特にアジアモンスーンの変動を復元することを主目的にして研究を行っている。今年度は、東アジアモンスーンの変動が記録されている日本海堆積物を用いて水循環の解明を行うことを試みた。日本海の第四紀半遠洋性深海堆積物には明暗の互層が見られることが知られており、それらは最終氷期のダンスガード-オシュガー・サイクルに伴う東アジア夏期モンスーンの強度変動を反映して堆積したことが指摘されている(Tada et al., 1999)。本研究では、これまで研究されてこなかった第四紀を通じた変動の高解像度復元をめざし、2013年夏にIODP Exp. 346 Asian monsoonで掘削された試料を用いて東アジアモンスーン変動の復元を行った。 まず、堆積物の明暗互層から環境変動の情報を取り出すため、堆積物の色に着目した。暗色層の成因には栄養塩増加と海水準低下の2種類があることが指摘されており、色を用いて2種類の暗色層を区別できる可能性が示されていたが(多田, 2012)、詳細の検討はなされていなかった。そこで、本研究では堆積物の色(L*, a*, b*)を用いることで暗色層の分類を試みた。その結果、2種類の暗色層を区別することができ、さらに高海水準期の明色層とそれ以外の明色層も分類が可能であることが示され、その結果を国内学会にて発表した。 上記の結果をさらに発展させるため、堆積物の元素組成の分析を行った。約100mの層厚がある第四紀半遠洋堆積物コア試料の高解像度分析を行うため、非破壊迅速分析が可能なXRFコアスキャナー(ITRAX)を用いた。その結果、上記の2種類の暗色層は、それぞれの有機物含有量の違いを反映した異なる元素組成を持つことがわかった。この結果は、国内学会とIODP Exp. 346のポストクルーズミーティングにて発表を行った。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)