華南権益をめぐる近代中仏外交史 -仏領インドシナの形成との関係で-
Project/Area Number |
13J09057
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
International relations
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
原田 明利沙 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 中国, フランス / 仏領インドシナ / 列強諸国 / 外交史 / 日仏協約 / 境界 / 植民地 / 東アジア国際関係史 / 近代東アジア / 国家 / 帝国主義 / フランス外交史 / 国際情報交換(フランス) / フランス:中国:日本 / 国際関係史 / アジア史 / ヨーロッパ史 / 中国 : フランス / 鉄道 |
Outline of Annual Research Achievements |
日清戦争後の、列強諸国による中国の利権獲得争いが激しさを増した1890年代から、その後日仏協商や日露協約を通して協調関係へとむかう1900年代初頭までの時期の中仏関係を、他の列強諸国や清朝の内政、中国と隣接する仏領インドシナの状況と関連づけながら整理し、現在論文にまとめている。 今年度は昨年度に引き続きフランスにおいて研究活動を行った。パリの社会科学高等研究院(EHESS)の近現代中国研究センター(CECMC)において研究を継続し、アジア史やグローバルヒストリーに関する学会や研究会に積極的に参加した。欧米の研究者達との意見交換を通じ、ヨーロッパにおける国際関係史研究や、アジア研究、中国近現代史研究の状況を把握した。 CECMCでの研究活動の他に、フランス各地の史料館での史料調査を進めた。具体的には、ヴァンセンヌの防衛省史料館、クルヌーヴとナントの外務省史料館、エクサン・プロヴァンスの海外領土史料館におもむき、史料収集をおこなった。 今年度は特に仏領インドシナ展開期に中国華南、福州のフランス領事館で領事を務めていたポール・クローデルの領事時代の文書の収集と解析を重点的に行った。福州フランス領事館は中国の北方と南方をつなぐ中継地点としての役割を担っていた。そのため、福州領事館の史料は、列強諸国が植民地をめぐって対立から協調姿勢に転じ始める時期(1900年代初頭)の国際環境や、華南地域をめぐる状況を見る上で有用性が高い。現在、クローデルが領事時代に記した記録や、福州領事館と他国の領事館や中国現地の権力者との間で交換された文書の分析を行い、当時の国際状況とあわせてまとめている。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)