Project/Area Number |
13J09460
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Philosophy/Ethics
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
鍾 宜錚 立命館大学, 先端総合学術研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2014: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 終末期医療 / 生命倫理 / 台湾 / 終末期退院 / ホスピスケア / 死生観 / 葬送儀礼 / 看取り場所 / 自然死 / 尊厳死 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、国内と国外の国際会議、学会、研究会などに積極的に参加し、研究成果の発信に取り組んできた。研究実績として、1)本研究のテーマである台湾の死生観と葬送儀礼の内容について、台湾において最初に「死の教育」の専門授業を開講した「仁徳医療看護専門学院」に見学し、生前葬や入棺体験などの内容を盛り込んだ1時間の「死亡体験講義」を受けて、台湾における死亡教育の現場をじかに見ることができた。死亡教育現場の講師たちへのインタビューを通じて、現代社会における葬送儀礼の変容と需要の変化をじかに伺った。インタビューと見学の報告は博士論文の一章にまとめる予定である。 2)終末期医療に関する多くの書籍を執筆している在宅医療の専門医師とともに台湾南部の嘉義市を訪問し、現地の地域医療と嘉義キリスト教病院のホスピスケアの取り組みを見学し、現場の医師や看護師などの交流会を開いた。日本と台湾における在宅ホスピスの課題と特徴について、活発な議論と意見交換が行われた。台湾におけるホスピス制度の発展と比較は論文でまとめる予定である。 3)本年度の研究重点となったのは、終末期医療における「看取り場所」の意義とその倫理性についての考察である。昨年度には終末期医療における場所の倫理性について、国内外の研究会・国際会議において研究成果を発表した。博士論文では、終末期の場所にまつわる医療人類学と医療社会学の研究を踏まえて、台湾における終末期医療の法制度と倫理を「場所」という視点から再構築し、「場所」中心とする終末期医療倫理の可能性を提示することで、日本と台湾における死生観の対比を行うことである。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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