Project/Area Number |
13J09813
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
外科系歯学
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
大久保 牧子 横浜市立大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 口腔癌 / 放射線化学療法 / 再発・再増殖 / M1マクロファージ / M2マクロファージ / vasculogenesis / 腫瘍再発、再増殖 / CD11b+骨髄単球細胞 / M1, M2マクロァージ |
Outline of Annual Research Achievements |
H26年度はM1、M2マクロファージ(Mφs)の腫瘍再増殖における役割や、腫瘍促進性M2Mφsの特異的阻害方法の検討を行った。 初めにCD11b+細胞自体が腫瘍に与える影響について検討した。担癌マウスの末梢血と骨髄中におけるCD11b陽性率について比較したところ、非担癌マウスに比べて有意に高いことを見出した。そこでCD11b+細胞の役割を検証するために、担癌・非担癌マウスそれぞれの骨髄細胞をOSC-19細胞と共培養したところin vitroにおけるOSC-19細胞の増殖には両群共に何ら影響を与えなかった。次にそれぞれの骨髄細胞をOSC-19とマウスに共移植したところ、CD11b陽性率の高い担癌マウスの骨髄細胞を共移植した群においては、初期の腫瘍増殖が促進され、CD11b+細胞がtumorigenicityに関与していることが示唆された。 昨年度までに、照射後2週目の腫瘍内に取り込まれるCD11b+細胞の一部がCD68+/CD206+M2Mφsであることを見出し、CD11b+単球細胞が腫瘍内でMφsに分化する際にM2Mφsが腫瘍の再発・再増殖に関与している可能性が示唆されていた。そのため、今年度はそれぞれのMφsの腫瘍に与える影響を調べるため、in vitroでマウス骨髄細胞から分化誘導させたM1/M2Mφs をそれぞれOSC-19細胞と共培養・共移植し先述と同様の解析を行った。その結果、共培養においては両群共にOSC-19の増殖速度に何ら影響を与えなかったが、M2Mφsを共移植した群において、再発モデルとして用いられる予め照射した部位に移植する(Pre-IR)マウスモデルにおける腫瘍増殖を有意に促進し、M2Mφsが腫瘍再発に関与していることが示唆された。 さらに、in vitroで分化誘導させたM2MφsにおいてIL-13の特異的受容体であるIL-13Rα2の発現が上昇していることを発見し、この受容体を標的にすることにより放射線照射後の腫瘍の再発・再増殖を抑制できる可能性を見出した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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