Project/Area Number |
13J10120
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Ecology/Environment
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
齊木 亮太 富山大学, 理工学教育部, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | カースト分化 / RNA-seq / 幼若ホルモン / シロアリ / 幼形生殖虫 / 表現型多型 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は,社会性昆虫であるシロアリのカースト分化を対象とし,同じ遺伝的な背景を持つ個体から,異なる表現型を持つ個体が生産される機構を明らかにすることを目的としている.特に,幼形形質を維持し,生殖腺のみを顕著に発達させた幼形生殖虫と呼ばれるカーストに着目し,分化の過程で生じていると考えられる部位の発達と発達抑制機構を明らかにすることを試みた.申請者は昨年度までに,分化過程の個体を経時的に回収する誘導系を確立し,さらに分化予定個体を100%の確立で特定することに成功している.さらに,これらの方法を用いて分化のタイムスケジュールを明らかにし,RNAseq解析を行い,カーストの発生運命の決定期と考えられる分化過程の初期に着目し解析を進めてきた. 本年度はこのデータ解析を主軸に行ない,複数のカースト分化の決定に関与していると考えられる遺伝子を特定することに成功した.この解析によって得られたデータは,カースト分化制御を理解する上で極めて重要な知見であると考えられる.また,RNAi(RNA干渉法)を用いて,候補遺伝子の機能解析を遂行し,幼形生殖虫を特徴付ける機能を有する遺伝子の特定にも成功している.さらに,幼形生殖虫だけではなく,兵隊にも着目し解析を行ない,各カーストの発生運命を決定する遺伝子を特定することを試み,すでに有力な候補遺伝子を複数得ている.この解析を進めることによってカースト分化制御機構の全容を明らかにすることが出来ると期待される.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)