Project/Area Number |
13J10524
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(実験)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
福山 太郎 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 宇宙線加速 / 超新星残骸 / X線 / ガンマ線 / シンクロトロン放射 / X線天文学 / ガンマ線天文学 / 宇宙線 |
Outline of Annual Research Achievements |
明るい非熱的な放射を持つ超新星残骸(SNR)である Vela Jr. について、すざく衛星で全域をカバーするマッピング観測を完遂した。この観測の結果 Vela Jr. のシンクロトロンX線放射が両側性の空間構造を持つことが明らかになった。このような空間構造と磁場の向きの関係性が示唆されており、SNRにおける粒子加速での粒子注入の過程を解明するための鍵となる。また、SNRでの3次元的なシンクロトロン放射モデルを構築し、観測とモデルの比較を行った。この研究成果はすざく会議ならびに天文学会年会で発表した。 非熱的SNRである RX J1713.7-3946 についてすざくの解析を行い、空間分割したTeVガンマ線及びFermi衛星のGeVガンマ線との比較を行った。現在、論文執筆中である。 また、最も若い銀河系内SNRである G1.9+0.3 をすざくで観測した。G1.9+0.3 はVela Jr. と同様の空間構造を持つ。これまでシンクロトロン放射の数年スケールでの増光が示唆されている。過去のデータと比較することで、G1.9+0.3 の時間発展をより詳細に追うことができるようになる。 2015年度打上げ予定 ASTRO-H衛星搭載の軟ガンマ線検出器 (SGD) の衛星搭載品の各種環境試験を行なった。試験の結果SGDが正常に動作すること、及び目標性能を達成できることが確認された。SGDは現在全ての単体試験を終え衛星への最終取り付け作業中である。 ASTRO-H衛星打上げ後の初期運用期間の観測目標天体決定の為、RX J1713.7-3946 の観測結果を基にASTRO-H衛星での観測シミュレーションを行ない、衝撃波加速の研究として観測提案を行い採択された。これにより、硬X線・軟ガンマ線まで含めた多波長的観測によるSNRにおける非熱的粒子加速の研究がさらなる前進をすることが期待される。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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