動脈硬化予防において食事全体の抗酸化物質が果たす役割の検討
Project/Area Number |
13J10977
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Eating habits, studies on eating habits
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
杉原 規恵 お茶の水女子大学, 人間文化創成科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 動脈硬化予防 / 食品成分 / ポリフェノール / 抗酸化物質 / 食生活 / ヒト試験 |
Outline of Annual Research Achievements |
動脈硬化の発症進展において血管内皮細胞機能障害とLDL酸化が重要な役割を果たしている。食品中の抗酸化因子を効果的に取り入れることは、血管内皮細胞機能障害やLDL酸化を予防し、動脈硬化予防において有効であると考えられている。一方で、食生活に抗酸化物質を取り入れる必要性や有効性を裏付けるためには、実際の食生活では複数の種類の抗酸化物質を同時に摂取していることを考慮する必要がある。そこで、申請者はこれまでに数種類のポリフェノールの種類による効果の違いや作用機序を明らかにすることを目的とした検討を行ってきた。 今年度は、血管新生促進作用を有する増殖因子であり、血管内皮機能の制御にも関与している血管内皮増殖因子(VEGF)刺激下の血管内皮細胞における4種類のカテキン類の作用を検討した。 その結果、カテキン類は、VEGFによって亢進された接着分子の発現や細胞増殖を抑制することや血管新生の構築に関わるMMPsのmRNA発現を抑制することが示された。さらに、VEGF刺激下における血管炎症、血管新生の調節作用に関与するシグナル経路として、近年新たに注目されている小胞体ストレス関連因子が関与している可能性が見出された。以上のことから、動脈硬化の発症進展に対してクロストークして作用する血管炎症と血管新生を抑制することが示された。4種類のカテキン類の間の作用強度の差は標的とした因子によって異なるため、カテキン類の構造の違いによる詳細な作用メカニズムについての検討が今後の課題である。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(13 results)