甲殻類幼生におけるゼラチン質動物プランクトンを用いた有効餌料の基本性質の解明
Project/Area Number |
13J10983
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | Hiroshima University (2015) Tokyo University of Marine Science and Technology (2013-2014) |
Principal Investigator |
若林 香織 広島大学, 大学院生物圏科学研究科, 助教
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥4,320,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | イセエビ / ウチワエビ / クラゲ / 増養殖 / フィロゾーマ / ゼラチン質動物プランクトン / 種苗生産 / ゼラチン質動プランクトン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,甲殻類幼生,とくにイセエビ・セミエビ類の幼生(フィロゾーマ)が最も効率的に成長・生残し得る餌の性質を明らかにしようとするものである。フィロゾーマは天然海域においてクラゲなどのゼラチン質動物プランクトンを食べている可能性が高いので,ゼラチン質動物プランクトンの基本性質とフィロゾーマの摂餌成体を明らかにすることを目指している。
ウチワエビ類の幼生はゼラチン質動物プランクトンを幅広く摂食する。日本周辺で最も多産するミズクラゲとアカクラゲの餌としての利用価値を確かめるために,オオバウチワエビのフィロゾーマにそれぞれのクラゲを与え,その成長と生残を調べた。その結果,ミズクラゲだけを食べて成長したフィロゾーマは着底・変態し稚エビに達したのに対し,アカクラゲを食べたフィロゾーマは最終期幼生まで成長したものの変態することなく斃死した。クラゲ両種の栄養分析結果によると,アカクラゲのほうがミズクラゲよりもアミノ酸や脂肪酸を豊富に含むことから,フィロゾーマの効率的な成長・生残には,餌のエネルギー源としての主要な栄養素だけではなく微量栄養素や柔らかさなどのバランスも重要である可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)