Project/Area Number |
13NP9101
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Creative Basic Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kogakuin University |
Principal Investigator |
御園生 誠 工学院大学, 工学部, 教授 (20011059)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辰巳 敬 横浜国立大学, 工学部, 教授 (30101108)
奥原 敏夫 北海道大学, 地球環境科学研究科, 教授 (40133095)
奥 彬 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (50027885)
水野 哲孝 東京大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50181904)
堂免 一成 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (10155624)
|
Project Period (FY) |
2001
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
|
Keywords | グリーン化学 / フィージビリティ・スタディ / 高度文明社会 / 固体酸触媒 / 固体酸化触媒 / 新規反応場 / 循環型高分子 / 反応触体 |
Research Abstract |
高度文明社会の持続にとって高機能を有する化学物質・材料を安全かつ安心して使いこなすために解決すべき化学の課題と対策を、化学プロセス、触媒、高分子材料を中心に調査し、適切な研究計画を策定する。そのため国内外の中核的な研究者、化学産業界の基幹的技術者を招いて国内、国際ワークショップを開催し意見交換を行う。また、研究分担者をそれぞれの領域において課題を整理する。調査項目として、グリーン化学を構築するため固体酸および固体酸化触媒の備えるべき機能とその合成法、新規反応場の特長とその応用法、さらに有機機能素材などの資源循環型技術のあり方を設定し、国内外の動向および現状を整理する。それらを総括として研究方針を打ち出すことを目標とした。その為に以下のような検討を行った。 国内ワークショップ各研究分担者9名の調査結果を中心に報告、討論を行なった。 国際ワークショップKaminsky(独),Jessop(米),Park(韓国)を海外から、和田(三菱化学)、永原(旭化成)、田中(産総研、当時)及び染宮、北島(化学技術戦略機構)を産業界から招いて、グリーン化学についての講演をして頂き、研究分担者とともに白熱した議論を行った。グリーン化学が緊急の化学の課題であること、その実現のために産業界、アカデミアの連携により研究を強力に推進すべきことが共通の認識であった。具体的課題として触媒の重要性(固体酸塩基、反応媒体、分子触媒、ナノ構造制御高分子)が指摘された。今後わが国が重点をおくべきとされる高付加価値化学製品、すなわち、ファインケミカル、医薬農薬、有機電子材料などの合成が、精緻な有機合成を駆使しているにもかかわらず、製品に対して100倍以上の廃棄物を出している現状は、従来の有機合成に高機能触媒の積極的導入が優先的な課題であることを教えているとの認識で一致した。 更に研究代表者の御園生が英国、オランダ、ベルギーに海外視察を行い、国外におけるグリーン化学への取り組み状況を調査した。 これらの成果は年度内にとりまとめ報告書(約200ページ)を作成する。
|
Report
(1 results)
Research Products
(7 results)