バイオインフォマティクスを応用した新規血管作動性ペプチドの探索
Project/Area Number |
14013021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
七里 眞義 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教授 (10206097)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平田 結喜緒 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (50135787)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥7,000,000 (Direct Cost: ¥7,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥7,000,000 (Direct Cost: ¥7,000,000)
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Keywords | バイオインフォマティクス / 血管作動性ペプチド |
Research Abstract |
各種データベースに登録されている数多くの機能不明な遺伝子について、(1)シグナルIPサーバーWeb site検索から明らかなシグナル配列を有し、(2)preproproteinの全長は100〜250アミノ酸で、(3)構造上dibasicアミノ酸を有するため小分子量(約20アミノ酸以下)にプロセシングされると期待されるputative endogenous peptideを多数選択し、当該遺伝子配列から推測されるプロセシング後のペプチドを数多く化学合成した。これら合成ペプチドを順次、静止期培養血管平滑筋細胞に添加し、(1)Real-time RT-PCRによってc-myc、c-fos mRNA量を定量してペプチド添加後に著明な上昇を示すもの、(2)強力な細胞内Ca^<2+>上昇作用を有するを選択した。また(3)実際にヒト組織中に発現しているものを選択するために、それぞれの遺伝子配列をもとにRT-PCR用primerを作成し、市販のヒト臓器由来cDNAを用いて主要臓器や血管内皮などに発現が認められるか検討している。これらの候補ペプチドについて血管収縮/弛緩活性、血圧制御作用などを検討することにより機能解析を進めている。さらに同定したペプチドをコードする遺伝子を発現させ、実際にペプチドが産生・分泌されるかどうかを調べるため、経トランスフェリン受容体遺伝子導入法を改善し、簡便で高効率の遺伝子導入法を見いだすに至った(Gene Therapy 2003 in press)。本導入法の有用性はin vivo遺伝子導入によっても明らかな発現と臨床的効果が得られたことによって確認することができた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)