新しい機能性遺伝子同定技術の創出と成人病性血管障害関連遺伝子探索への応用
Project/Area Number |
14013025
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
米倉 秀人 金沢大学, 医学系研究科, 助教授 (80240373)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 靖彦 金沢大学, 医学系研究科, 助手 (20313637)
渡辺 琢夫 金沢大学, 医学系研究科, 助教授 (40303268)
山本 博 金沢大学, 医学系研究科, 教授 (00115198)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥5,300,000 (Direct Cost: ¥5,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥5,300,000 (Direct Cost: ¥5,300,000)
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Keywords | functional genomics / gene screening / antisense oligonucleotide / antisense display / angiogenesis / vascular endothelial cells / cDNA cloning / genome database screening |
Research Abstract |
本研究の目的は、任意の表現形質を担う遺伝子を機能面から系統的かつ簡便に同定する技術として代表者らが独自に考案したAntisense Display法を新しい機能性遺伝子スクリーニング技術として確立し、成人病性血管障害関運遺伝子、特に血管新生抑制性遺伝子の分離に適用することである。平成14年度の研究で、以下の成果を得た。 1.平成13年度に行なった血管新生関連遺伝子のスクリーニングで同定された、血管内皮細胞の増殖促進を示す10mer陽性アンチセンスプールの高次スクリーニングを以下のとおり行なった。陽性プールに含まれていた16種のアンチセンス配列を単独でスクリーニングし、単一の陽性配列を同定した。続いて当該配列の鎖長を12merに延長した16種のアンチセンス配列を調製してスクリーニングを行ない、単一の陽性配列を同定した。さらに当該配列の鎖長を14merに延長した16種のアンチセンス配列を調製してスクリーニングを行ない、血管内皮細胞の増殖促進を示す単一の14mer配列を同定した。 2.同定したアンチセンス配列を基にRT-PCRクローニングを行ない、上記14mer配列を有するcDNAをヒト血管内皮細胞より分離し、その配列を決定した。 3.決定した配列でヒトゲノムデータベースのサーチを行なったところ、当該配列はこれまで全く報告されていない新規の遺伝子で、11番染色体上に位置していることが明らかになった。 4.後期糖化反応生成物(advanced glycation endproducts, AGE)による周皮細胞喪失(pericyte loss)に関係する遺伝子をスクリーニングするため、改良Antisense Display法のヒト血管周皮細胞への適用をスタートした。
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Report
(1 results)
Research Products
(12 results)