Project/Area Number |
14019058
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
竹村 治雄 大阪大学, サイバーメディアセンター, 教授 (60263430)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 剛史 大阪大学, サイバーメディアセンター, 助手 (60324860)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 拡張現実 / 複合現実感 / 赤外線マーカ / 位置あわせ |
Research Abstract |
本研究の目的は,複合現実感と呼ばれるインタフェース手法を用いて実環境に対して関連付けられた各種の付加情報(アノテーション情報)を,複合現実感技術を用いて実環境に重畳して効果的に表示する方法について,(1)屋内環境で,このような情報提示手法を実現するための基本的な技術を確立することと,(2)アノテーション情報の表示,検索,編集のための効果的な利用者インタフェースの構築に必要な要素技術を開発すること,(3)提案する手法が人間の情報処理過程に適合したものであり,従来の情報提示手法より優れた側面を持つことを実験的に評価することである. 今年度は、13年度に開発した,液晶表示装置を用いたシースルー型の表示装置(マイクロオプティクス社製,クリップオンディスプレイ)とジャイロセンサ,小型ノートPCとを用いて光学的シースルーによる情報重畳表示型の複合現実環境とによる情報提示環境の改良を実施した. 具体的には,マイクロコントローラにより決められたIrDAプロトコルに基づく信号を発光する赤外線LEDを用いたマーカー(アクティブマーカー)を環境中に多数配置し,これをビーコン装置としてCCDカメラで撮影し,位置を同定する手法の改良を試みた。本手法では、マーカのIDをIrDAによるデコードする装置により、解読すると同時に、赤外線カメラによりマーカの位置を検出し、ステレオ計測によりマーカとカメラとの相対的な位置を求める。具体的な改良手法として、IrDAマーカを3個一組で用い、ID読み取りに対する耐エラー性の向上を図った。また、実験環境中に20以上のマーカを配置し広範囲に利用者が移動可能なことを確認した。 さらに、より広範囲な環境での位置同定手法と、天井に配置された2次元マーカを用いる手法も実装し、これらを用いた屋内ナビゲーション実験環境を構築した。現時点では小型化の課題が残るが、屋内・広範囲での複合現実感による情報提示の実現の一手法として用いることができることを確認した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)