Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Research Abstract |
再利用を目的として開発されたコンポーネントは,コンポーネント開発者が想定しない使われ方をする可能性があるため,コンポーネント開発者が徹底的な単体テストを行う必要がある. 一方,利用者は,利用対象コンポーネントの単体での動作確認に加え,コンポーネントを自身のシステムに組み込んだ際の動作確認を行いたいという要求を持つ.動作確認を行うテストの手段として条件テストがあるが,従来の条件テストを実現する手法では,コンポーネント本体のソースコードと条件テストスクリプトの明確な分離,および条件テストモデル変更時における柔軟な条件記述の変更を同時に実現できなかった.また,流通しているコンポーネントの多くは,ソースコードを参照できないため,従来手法では他者により開発されたコンポーネントに対して事前条件・事後条件・クラス不変条件の検証を行うことができなかった. 本研究では,比較的細粒度なコンポーネントに対して状態の観測性を用いて,条件テストスクリプトを自動生成し,さらに条件記述を別ファイルとして分離することで,コンポーネントの条件テストを行う際に生じる問題を解決する手法を提案した.
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