Project/Area Number |
14022260
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
|
Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
小倉 康 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 主任研究官 (50224192)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
人見 久城 宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (10218729)
|
Project Period (FY) |
2002
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
|
Budget Amount *help |
¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥4,000,000 (Direct Cost: ¥4,000,000)
|
Keywords | 科学教育課程 / 科学的リテラシー / 科学技術教育 / STS / 理論的判断力 / 創造的思考力 / 課題研究 |
Research Abstract |
本研究は、科学を通じて生徒の創造的思考力と論理的判断力を体系的に育成する科学教育課程を編成する基準について検討する基礎的研究資料として有用となる海外(英米)とわが国の以下の状況について調査を行ったものである。 (1)英国に関する調査 ナショナルカリキュラムでの関連事項、GCSE及びGCE試験シラバスでの関連事項、科学とテクノロジーとの関連、「デザイニング」の学習に関する関連事項、教科書事例の分析、SATIS、CASEプロジェクトでの関連事項、北アイルランドにおける事例、その他 (2)米国に関する調査 科学教育スタンダードでの関連事項、Project2061での関連事項、AP試験制度、科学とテクノロジーとの関連、教科書事例の分析、FOSS、DASH、BSCSプロジェクトでの関連事項、ノースカロライナ州における事例、その他 (3)わが国に関する調査 昭和26年改訂学習指導要領とその検定教科書事例の分析、その後の学習指導要領の変遷過程の分析、理科と他教科との関連、スーパーサイエンスハイスクールに係わるカリキュラム事例の分析、児童生徒の意識形成に関する分析、その他 これらの調査に基づく主たる研究上の示唆は、(1)英米と比較して、わが国では、科学に関する教育に何を含むべきかの検討が不十分であること、(2)今後の初等中等教育で、科学の社会的側面や技術的側面を含めた理科の応用場面や課題研究などを重視し体系的に発展させることが、英米での先進的実践を広く活用することを可能とし、またわが国独自の高度な科学教育プログラムの創出にもつながると考えられること、である。
|