膵癌に対するEvidence-Basedペプチド療法の開発
Project/Area Number |
14030058
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
岡 正朗 山口大学, 医学部, 教授 (70144946)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 光太郎 山口大学, 医学部附属病院, 助手 (50304481)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
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Keywords | 膵癌 / ワクチン療法 / 癌ペプチド / 第I相試験 / 副作用 / 免疫定性法 |
Research Abstract |
高度進行膵癌症例に、新細胞性免疫定性法にて反応を認めるペプチドワクチンを判定し、最大4種類のペプチド3mgと不完全フロインドアジュバンドを混和したペプチドワクチンを2週間間隔で3回投与して、安全性を確認すると共に、臨床効果や免疫反応について検討した。対象は、HLA-A24あるいはHLA-A02の切除不能あるいは再発膵癌患者で、(1)評価可能病変がある例、(2)8週間以上生存が期待できる例、(3)Performance Statusが0か1、(4)2カ月以内に他の治療法を受けていない例、(5)患者本人から同意が得られる、(6)他の癌病変を含めた重篤な基礎疾患がない(7)重篤なアレルギー既往がない、と規定した。院内のIRBの許可と患者からの同意書は取得し、倫理面の配慮を十分行っている。10例の内訳は、切除不能膵癌5例と再発膵癌5例(腹腔内リンパ節再発2例、リンパ節再発と骨転移1例、局所再発と肝転移1例・局所再発と肝転移と腹膜播種1例)であった。予定10例を終了し、毒性に関しては、局所発赤・腫脹が7例で全てgrade Iであり、発熱が7例と全てgrade II以下、grade Iの食欲不振を2例に認めた以外は副作用を認めず、安全性が確かめられた。なお、ペプチド投与回数が増加すると、大腿部皮下の左右交互に投与したにも関わらず、投与反対測の前回投与部位に発赤を認めたことから、ペプチドに対する免疫が成立していることが強く示唆された。臨床効果に関してはNC3例、PD7例であり、NCの1例に14ヶ月の生存を認め、現在も生存中である。肝転移には効果を認めなかったが、リンパ節再発や局所進展に効果がある傾向を認めた。免疫反応に関しては、CTL誘導を7例に行い、2例で投与ペプチドに対するCTLが誘導された。抗体価は9例で測定し、5例で投与ペプチドに対する抗体が血中に観察された。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)