ガングリオシドGM3合成酵素(シアル酸転移酵素-1:ST3GalV)の遺伝子発現制御とその生物機能の応用
Project/Area Number |
14030085
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Meiji Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
齋藤 政樹 明治薬科大学, 薬学部, 教授 (60012762)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菱沼 滋 明治薬科大学, 薬学部, 講師 (70211505)
新井 恵子 明治薬科大学, 薬学部, 助手 (90312074)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥24,200,000 (Direct Cost: ¥24,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥8,100,000 (Direct Cost: ¥8,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥8,100,000 (Direct Cost: ¥8,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥8,000,000 (Direct Cost: ¥8,000,000)
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Keywords | ガングリオシド(GM3) / ガングリオシドGM3合成酵素欠損マウス / 大動脈硬化アテローム変性 / 細胞増殖・分化制御 / 抗GM3合成酵素抗体 / GM3合成酵素ゲノム構造 / 膜糖蛋白分子mKirre / NEPH2 / ミクロドメイン / シアル酸転移酵素 / ガングリオソーム(gangliosome) / GM3合成酵素欠損マウス / ヒト肺がん細胞 / 抗癌剤抵抗性 / 糖転移酵素遺伝子 / 複合糖鎖分子(スフィンゴ糖脂質) / 膀胱がん遺伝子治療 / 大動脈硬化アテローム形成 |
Research Abstract |
平成16年度は、以下の諸点を明らかにした: ガングリオシドGM3合成酵素遺伝子のマウス・ゲノム構造を明らかにし、ノックアウト・ホモマウスの作出に成功した。出生時の外見的異常や成長曲線に異常なく、主要臓器に病理学的異常を認めないが、ガングリオシドGM3の完全欠損とa-及びb-シリーズの高級ガングリオシドの著減を認めた。抗GM3特異抗体及び抗GM3合成酵素抗体R29C1を使って、マウス及びヒト膀胱癌細胞、マウス正常肝細胞、ヒト単球などを標的とし、GM3及びその合成酵素の生物機能を解析し実用性を追究した。大動脈硬化アテローム変性部位に蓄積したガングリオシドGM3の少なくとも一部は、その局所でGM3合成酵素過剰発現を獲得した単球系樹状細胞で合成されることが判明した。造血幹細胞支持能を有する間質細胞から膜蛋白をシグナル配列トラップ法で系統的に単離・同定し、造血支持能を有する新しい膜糖蛋白分子mKirre/NEPH2を発見した。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)