Project/Area Number |
14035221
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
石垣 靖人 金沢大学, 自然科学研究科, 助手 (20232275)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松永 司 金沢大学, 薬学部, 教授 (60192340)
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
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Keywords | NMD / ナンセンス変異 / mRNA分解 / エクソンジャンクション複合体 / キャップ結合蛋白質 |
Research Abstract |
DNAにナンセンス変異が生じている場合や、DNAの組換え、スプライシング異常などによって、結果的にmRNA上のアミノ酸をコードする配列に新たな終止コドンが生じることがある。この変異を持つmRNAを選択的かつ積極的に分解する機構をNMD(Nonsense-mediated mRNA Decay)という。スプライシングに伴ってExon Junction Complx(EJC)が形成され、NMDに必要なUpf複合体がmRNAに結合するための足場となる。EJCを介してmRNAに結合したUpf複合体は、その上流にあるナンセンスコドンを翻訳停止に伴って検出し、mRNAを分解に導く。よってNMDにおいて、Upf複合体がmRNAへ結合するためにはスプライシングが必要であり、また変異を認識するためには翻訳反応が必要である。これまでの研究で、NMDは、スプライシングがおこったCap Binding Complex(CBC)結合mRNA上での翻訳過程を通して変異を持つmRNAを選別して分解することが明らかとなった。本研究では、細胞から精製したCBC結合mRNA上にEJCとUpf複合体がmRNAを介して結合することを明らかにし、NMDの標的となるmRNA-蛋白質複合体のモデルを提示した。さらにCBC結合mRNAを基質として、NMDを試験管内で再構築することを目的として以下の実験を行った。FLAG付加されたヒトCBC発現プラスミドを細胞に導入し、安定に発現させた。この細胞についてFLAGに対する抗体を用いた免疫沈降を行い、FLAG付加CBCがmRNAキャップ構造に結合したmRNA-蛋白質複合体を回収することを試みた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)