Project/Area Number |
14044062
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Nara University of Education |
Principal Investigator |
山崎 祥子 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (50182481)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥4,500,000 (Direct Cost: ¥4,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | ルイス酸 / 環化反応 / 芳香族求電子置換反応 / オキシインドール / ベンゾフラノン / エンイン / ハロゲン化亜鉛 / δ-ラクタム / アルコール |
Research Abstract |
ルイス酸によって促進される反応は、合成化学で重要な役割を果たしており、種々の環形成反応にも用いられている。昨年度までの研究で、ルイス酸による電子欠乏性アルケンとアルキンを持つ鎖状化合物エンインのハロゲン化水素付加を伴う5員環形成反応を見出した。同様のジエンの反応をルイス酸存在下で検討したところ、ハロゲン化水素付加を伴う5員環形成反応が起こることがわかった。さらに、求核成分として、芳香環のC=C結合を検討したところ、ルイス酸による分子内芳香族求電子置換反応が容易に起こり、新規な分子内共役付加による、ベンゾ縮環ヘテロ環化合物が効率よく生成した。 ジエステルアミド芳香族化合物をジクロロメタン中、塩化亜鉛などのルイス酸触媒下で室温で反応させたところ、環化が起こり、オキシインドール誘導体が高収率で得られた。環化は数種のルイス酸(AlCl_3,ZnCl_2,ZnBr_2,Sc(OTf)_3, InBr_3)で触媒量でも進行した。また、トリエステル芳香族化合物のルイス酸触媒下の反応を検討した。ジエステルアミドに比べてトリエステルは反応性がやや低かった。ZnCl_2では反応が進行せず、FeCl_3で環化が起こった。一方、電子供与基で活性化されたm-メトキシフェニルエステル誘導体では環化が効率よく進行した。ジクロロメタン中、塩化亜鉛などのルイス酸触媒下で室温で反応させたところ、ベンゾフラノン誘導体が高収率で、位置選択的に得られた。環化はルイス酸が触媒量でも進行した。 本反応は、生理活性物質等の部分構造として有用であるオキシインドール誘導体やベンゾフラノン誘導体の有用な新規合成法となると考えられる。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)
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[Publications] Yamazaki, S.: "Science of Synthesis 4E, 17.1.1, Schaumann, E.; Weinreb, S.M., Ed.; Six-Membered Hetarenes with Two Unlike O-, S-, Se, or Te-Atoms"George Thieme Verlag,(in press). (2003)