自己無撞着場理論を用いた高分子濃厚系における相分離の動的制御
Project/Area Number |
14045201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
川勝 年洋 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20214596)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2003: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 高分子 / 粘弾性 / 動的自己無撞着場理論 / 構造方程式 / レプテイション / 相分離 / 絡み合い / 高分子ブラシ / 高分子濃厚系 / 自己無撞着場理論 / 相分離動力学 / 非線形粘弾性 / シュミレーション / 経路積分法 / レオロジー |
Research Abstract |
・高分子の非平衡状態における鎖配位を計算する手法として開発された自己無撞着場理論を用いて、種々の流動場下におけるブラシの粘弾性特性の計算と、流体場とのカップリングを調べ、新手法の有効性を示した。 ・ブロック共重合体のラメラ相からジャイロイド構造への構造相転移に際して、ラメラ面が熱揺らぎで揺らぎ始める不安定化現象をGinzburg-Landauモデルに基づく安定性解析によって調べ、中性子散乱実験で得られた不安定モードが、理論的に解釈できることを見いだした。 ・高分子ブラシのグラフトしたコロイド粒子系の相挙動及び粘弾性挙動を解析するための準備研究として、グラフトした高分子ブラシをステップポテンシャルでモデル化した2次元剛体粒子系のモシテカルロシミュレーションを行い、高密の平衡状態において今まで報告されていなかった安定な紐状の粒子配位を見いだした。この系の3次元化および粘弾性特性の研究を実行するための準備として、粒子のクラスター分布や拡散係数などの平衡特性を解析し、パーコレーション現象との対応を明らかにした。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)